現在、日本では生涯でがんに罹患する確率(2017年)、男性65.5%、女性50.2%、日本人口の2人に1人はがんになり、日本人口の3人に1人はがんで亡くなっています。がんによる死亡者数は、約37万人(2015年:37万2986人)にもなり、死亡原因1位となります。現在のがん患者及びその予備群はこの3倍いると仮定し算出すると100万人を超え、国民医療費も莫大な額が使われているかと思います。

私たちが、がんにならない様にするには、日々の健康管理が欠かせません。それには、がんの原因と言われる、生活習慣、化学物質、放射線、紫外線、ウイルス、細菌、酸化ストレスなどから、身体を守ると言うことになります。日々の生活をしながら、これらを意識して管理するのは実際には無理な話です。

「これは食べてはいけない、日焼け止めクリーム塗って、マスクして、うがいして…」って、これを考えるだけでもストレスになりそうですね。特に主婦は家族の分まで気に掛けることになります。

自分の身体が将来、「いつがんになるかどうか?」は誰にも分かりません。ですが、定期検診により、がんやその他の疾患を早期発見することは出来ます。

この「疾患の早期発見」が生死を分ける重要なポイントとなります。発見が遅れれば死に繋がる可能性が高く、発見が早ければすぐの治療等により、改善や完治等が可能となり、少なくとも現状維持で命に別状ありません。

今現在、自分の身体のがんを含む「疾患の有無を知る」ことが最も重要です。もっと早く悪性疾患が発見されれば助かる命も沢山あったと思います。「疾患の有無を知る」たったこれだけのことが出来ていない国民が多いのが現状です。理由の多くは、「検診に行くのが面倒くさい」や「疾患の自覚症状が無い」などです。悪性疾患の中でも人によっては、初期段階では自覚症状が無く、その後に自覚症状を感じた段階では手遅れの場合もあります。

『NPO法人 ヒューマンセーフティー支援機構』では、ご自身を含め「愛する人の命を守る」をテーマに国民の為の活動「超音波検診」を立ち上げました。このような現状に対して、国民の皆さんの誰もが気軽に検診を受けることができる環境を提供し、一人でも多くの方の「早期発見」「早期治療」に繋がるよう検診活動をして参ります。

また同時に、国民医療費(2019年:43.6兆円・国民1人当たり平均34.5万円)の増大問題も超音波検診「疾患の早期発見」で、医療費削減にも貢献して参ります。

主な疾患のエコー検査画像